FreeBSD セキュリティ勧告 日本語版 ============================================================================= FreeBSD-SA-02:03 (2002-01-04) * mod_auth_pgsql port authentication bypass ============================================================================= このメールは, announce-jp に流れた Subject: ANNOUNCE: FreeBSD Ports Security Advisory FreeBSD-SA-02:03.mod_auth_pgsql From: FreeBSD Security Advisories Date: Fri, 4 Jan 2002 17:04:33 -0800 (PST) Message-Id: <200201050104.g0514Xr93057@freefall.freebsd.org> X-Sequence: announce-jp 886 を日本語訳したものです. 原文は PGP 署名されていますが, この日本語訳は PGP 署名されていません. 修正パッチ等の内容が改ざんされていないことを確認するために PGP 署名の チェックを行なうには, 原文を参照してください. 日本語訳および, ミラーサイト利用の詳細については, 文末の「A. FreeBSD セキュリティ勧告 日本語版について」をご覧ください. [翻訳者: 佐藤 広生 ] --(ここから) ============================================================================= FreeBSD-SA-02:03 Security Advisory FreeBSD, Inc. トピック: mod_auth_pgsql の port における認証の機能不全 (mod_auth_pgsql port authentication bypass) 分類: ports モジュール: mod_auth_pgsql 告知日: 2002-01-04 クレジット: RUS CERT 影響範囲: 修正日以前の Ports Collection 修正日: 2001-10-02 11:33:49 UTC FreeBSD に固有か: NO I. 背景 - Background mod_auth_pgsql は, Apache ウェブサーバにおいてユーザやグループの認証に PostgreSQL データベースを利用できるようにするための Apache モジュールです. II. 問題の詳細 - Problem Description mod_auth_pgsql の port の mod_auth_pgsql-0.9.9 より前のバージョンには, リモートユーザが任意の SQL コードを実行できるというセキュリティ上の 弱点が含まれています. mod_auth_pgsql は, PostgreSQL サーバで実行される ユーザ情報を検索するための SQL 実行文を構成するのですが, リモートユーザによって指定されたユーザ名は, 安全性の検査を まったく受けずにそのまま SQL 実行文に挿入されてしまっています. mod_auth_pgsql の port はデフォルトでインストールされるものではなく, 「FreeBSD システムの一部」を構成するものでもありません. それらは 6000 を越えるサードパーティ製アプリケーションがすぐに インストールできる形で収められている FreeBSD Ports Collection の一部です. この問題は FreeBSD 4.4 のリリース後に発見・修正されたため, FreeBSD 4.4 にはこの問題によるセキュリティ上の弱点が含まれています. FreeBSD では, このようなサードパーティ製アプリケーションのセキュリティ 問題に対して, 特に何かを主張することはありません (訳注: Ports Collection に 入っているからといって, FreeBSD の開発者たちがそのアプリケーションが 安全であると評価したわけではありません). ただし, セキュリティ問題に対して 大きな影響を持つような ports に対するセキュリティ監査を提供すべく, 現在努力中です. III. 影響範囲 - Impact リモートのユーザは認証の際にユーザ名部分に任意の SQL コードを挿入し, このセキュリティ上の弱点を悪用できる危険性があります. 特に, 攻撃者が mod_auth_pgsql に対して, ユーザ認証に固定のパスワードハッシュを使わせる ことができる可能性があります. これにより, 各ユーザすべてに対する認証を 通過してウェブサーバのデータを不正にアクセスすることが可能です. IV. 回避方法 - Workaround 1) mod_auth_pgsql の port/package がインストールされている場合は, それをシステムから削除します. V. 解決策 - Solution 1) Ports Collection 全体をアップグレードし mod_auth_pgsql の port を再構築する. 2) 古い (訳注: mod_auth_pgsql の) package をシステムから削除し, 修正日以降に作成された新しい package を以下の場所から 取得してインストールする. [i386] ftp://ftp.FreeBSD.org/pub/FreeBSD/ports/i386/packages-4-stable/www/mod_auth_pgsql-0.9.9.tgz ftp://ftp.FreeBSD.org/pub/FreeBSD/ports/i386/packages-5-current/www/mod_auth_pgsql-0.9.9.tgz [alpha] 現時点では alpha アーキテクチャ用の package は自動生成されていません. これは, 構築のためのマシンリソースが不足しているためです. 3) mod_auth_pgsql の新しい port スケルトンを以下の場所からダウンロードし, それを使って port を再構築する. http://www.freebsd.org/ports/ 4) 上記 (3) の操作を自動的に行なう portcheckout ユーティリティを使う. portcheckout の port は /usr/ports/devel/portcheckout にあります. また, portcheckout の package が以下の場所から入手可能です. ftp://ftp.FreeBSD.org/pub/FreeBSD/ports/i386/packages-4-stable/devel/portcheckout-2.0.tgz ftp://ftp.FreeBSD.org/pub/FreeBSD/ports/i386/packages-5-current/devel/portcheckout-2.0.tgz VI. 修正の詳細 - Correction details 次の表は, 今回修正された FreeBSD のソースファイルの $FreeBSD$ リビジョン番号です. パス名 リビジョン番号 - ------------------------------------------------------------------------- ports/www/mod_auth_pgsql/Makefile 1.3 ports/www/mod_auth_pgsql/distinfo 1.2 - ------------------------------------------------------------------------- VII. 参考資料 - References A. FreeBSD セキュリティ勧告 日本語版について 日本語訳は FreeBSD 日本語ドキュメンテーションプロジェクト (doc-jp) が 参考のために提供するものです. 過去の日本語版セキュリティ勧告は http://www.FreeBSD.org/ja/security/ にまとめられています. ただし, 翻訳者および doc-jp は, その内容についていかなる保証も いたしませんのでご注意ください. 日本語訳についてのご意見, ご要望, お問い合わせ等は doc-jp@jp.FreeBSD.org までお願いします. この勧告の中で紹介されている WWW サイト http://www.FreeBSD.org/ および FTP サイト ftp://ftp.FreeBSD.org/ には, 日本のミラーサイトが存在します. ネットワークの混雑を緩和するため, まずはミラーサイトの利用を 考慮するようお願いします. 日本のミラーサイトを利用するには, http://www.FreeBSD.org/ を http://www.jp.FreeBSD.org/www.freebsd.org/ に, ftp://ftp.FreeBSD.org/ を ftp://ftp.jp.FreeBSD.org/ に, それぞれ置き換えてください. 他の地域を含む, ミラーサイトに関する詳細は, http://www.FreeBSD.org/handbook/mirror.html (英文) http://www.FreeBSD.org/ja/handbook/mirror.html (日本語訳) にまとめられています. $hrs: announce-jp/FreeBSD-SA/02:03,v 1.5 2002/01/06 15:54:14 hrs Exp $