FreeBSD セキュリティ勧告 日本語版 ============================================================================= FreeBSD-SA-01:67 (2001-12-17) * htdig configuration file vulnerability ============================================================================= このメールは, announce-jp に流れた Subject: ANNOUNCE: FreeBSD Ports Security Advisory FreeBSD-SA-01:67.htdig From: FreeBSD Security Advisories Date: Mon, 17 Dec 2001 10:19:14 -0800 (PST) Message-Id: <200112171819.fBHIJEw62768@freefall.freebsd.org> X-Sequence: announce-jp 872 を日本語訳したものです. 原文は PGP 署名されていますが, この日本語訳は PGP 署名されていません. 修正パッチ等の内容が改ざんされていないことを確認するために PGP 署名の チェックを行なうには, 原文を参照してください. 日本語訳および, ミラーサイト利用の詳細については, 文末の「A. FreeBSD セキュリティ勧告 日本語版について」をご覧ください. [翻訳者: 佐藤 広生 ] --(ここから) ============================================================================= FreeBSD-SA-01:67 Security Advisory FreeBSD, Inc. トピック: htdig の設定ファイルにおけるセキュリティ上の弱点 (htdig configuration file vulnerability) 分類: ports モジュール: htdig 告知日: 2001-12-17 クレジット: Rafal Wojtczuk 影響範囲: 修正日以前の Ports Collection 修正日: 2001-09-25 07:08:47 2001 UTC FreeBSD に固有か: NO I. 背景 - Background htdig は WWW の索引作成と検索を行なう統合システムの一つであり, これに含まれているプログラムに htsearch というものがあります. II. 問題の詳細 - Problem Description htsearch は CGI 経由でリモートから, もしくはコマンドラインから 実行することができます. htsearch には設定ファイルを指定するための オプションなど, いくつかのコマンドラインオプションがあるのですが, これらのオプションはコマンドライン経由でなくとも利用できるように なっています. つまり htsearch は CGI スクリプトとして実行された 場合にも, URL の一部として渡されるオプションを受けとります. そのためリモートの攻撃者は, ウェブサーバから読み込むことのできる 任意のファイルを, htsearch の設定ファイルとして使用することが可能です. htdig の port はデフォルトでインストールされるものではなく, 「FreeBSD システムの一部」を構成するものでもありません. それらは 6000 を越えるサードパーティ製アプリケーションがすぐに インストールできる形で収められている FreeBSD Ports Collection の一部です. この問題は FreeBSD 4.4 のリリース後に発見・修正されたため, FreeBSD 4.4 にはこの問題によるセキュリティ上の弱点が含まれています. FreeBSD では, このようなサードパーティ製アプリケーションのセキュリティ 問題に対して, 特に何かを主張することはありません (訳注: Ports Collection に 入っているからといって, FreeBSD の開発者たちがそのアプリケーションが 安全であると評価したわけではありません). ただし, セキュリティ問題に対して 大きな影響を持つような ports に対するセキュリティ監査を提供すべく, 現在努力中です. III. 影響範囲 - Impact リモートの攻撃者は htsearch に対し, 設定ファイルとして `/dev/null' のような終端のない特殊なファイルを読み込ませることで, 一種のサービス妨害攻撃 (denial-of-service attack) を実現できる 可能性があります. 攻撃者がローカルアカウントを持っている, もしくは攻撃対象のシステムに (anonymous FTP によるアップロードや Samba 経由で) ファイルを 作成できるようなケースでは, 事態はさらに深刻です. 攻撃者はその場合, ウェブサーバから読むことができる, 攻撃対象システム上のすべてのファイルを リモートから読むことができることになります. IV. 回避方法 - Workaround 1) htdig の port/package がインストールされている場合は, それをシステムから削除します. V. 解決策 - Solution 1) Ports Collection 全体をアップグレードし htdig の port を再構築する. 2) 古い (訳注: htdig の) package をシステムから削除し, 修正日以降に作成された新しい package を以下の場所から 取得してインストールする. [i386] ftp://ftp.FreeBSD.org/pub/FreeBSD/ports/i386/packages-4-stable/textproc/htdig-3.1.5_1.tgz ftp://ftp.FreeBSD.org/pub/FreeBSD/ports/i386/packages-5-current/textproc/htdig-3.1.5_1.tgz [alpha] 現時点では alpha アーキテクチャ用の package は自動生成されていません. これは, 構築のためのマシンリソースが不足しているためです. 3) htdig の新しい port スケルトンを以下の場所からダウンロードし, それを使って port を再構築する. http://www.freebsd.org/ports/ 4) 上記 (3) の操作を自動的に行なう portcheckout ユーティリティを使う. portcheckout の port は /usr/ports/devel/portcheckout にあります. また, portcheckout の package が以下の場所から入手可能です. ftp://ftp.FreeBSD.org/pub/FreeBSD/ports/i386/packages-4-stable/devel/portcheckout-2.0.tgz ftp://ftp.FreeBSD.org/pub/FreeBSD/ports/i386/packages-5-current/devel/portcheckout-2.0.tgz VI. 修正の詳細 - Correction details 次の表は, FreeBSD Ports Collection に含まれている, 修正されたファイルそれぞれのリビジョン番号です. パス名 リビジョン番号 - ------------------------------------------------------------------------- ports/textproc/htdig/Makefile 1.20 ports/textproc/htdig/file/patch-htsearch_cc 1.1 - ------------------------------------------------------------------------- VII. 参考資料 - References A. FreeBSD セキュリティ勧告 日本語版について 日本語訳は FreeBSD 日本語ドキュメンテーションプロジェクト (doc-jp) が 参考のために提供するものです. 過去の日本語版セキュリティ勧告は http://www.FreeBSD.org/ja/security/ にまとめられています. ただし, 翻訳者および doc-jp は, その内容についていかなる保証も いたしませんのでご注意ください. 日本語訳についてのご意見, ご要望, お問い合わせ等は doc-jp@jp.FreeBSD.org までお願いします. この勧告の中で紹介されている WWW サイト http://www.FreeBSD.org/ および FTP サイト ftp://ftp.FreeBSD.org/ には, 日本のミラーサイトが存在します. ネットワークの混雑を緩和するため, まずはミラーサイトの利用を 考慮するようお願いします. 日本のミラーサイトを利用するには, http://www.FreeBSD.org/ を http://www.jp.FreeBSD.org/www.freebsd.org/ に, ftp://ftp.FreeBSD.org/ を ftp://ftp.jp.FreeBSD.org/ に, それぞれ置き換えてください. 他の地域を含む, ミラーサイトに関する詳細は, http://www.FreeBSD.org/handbook/mirror.html (英文) http://www.FreeBSD.org/ja/handbook/mirror.html (日本語訳) にまとめられています. $hrs: announce-jp/FreeBSD-SA/01:67,v 1.2 2002/01/03 17:53:39 hrs Exp $