対応ハードウェア構成リスト
以下は, PicoBSD バージョン 0.42
の各対応版がサポートするハードウェア構成および,
含まれるプログラムのリストです.
ダイヤルアップ対応版
- 386SX 以上の CPU (Intel, AMD, Cyrix... どれでも構いません),
- 8MB 以上の RAM (4MB だけで起動に成功した例も報告されていますが,
わたしは推奨しません)
- 内蔵型, あるいは COM1-COM4 に接続された外付け型のモデム
(PPP プロトコルを使ってインターネットへ接続するため).
注意: COM3 および COM4 は標準設定で無効化されていますので,
UserConfig を使って明示的に有効化しなければなりません.
- LAN 接続のための Ethernet カード
- ed - 標準設定: port 0x280, irq 10, iomem 0xd8000
NE2000 互換 ISA および PCI カード,
SMC 社製カードの大部分および 3C503
- ep - 標準設定: port 0x300, irq 10,
3C509 ISA カード
- ie - 標準設定: port 0x300, irq 10, iomem 0xd0000
Intel EtherExpress ISA, StarLan, 3C507
- le - 標準設定: port 0x300, irq 5, iomem 0xd0000
DEC EtherWorks 2 および 3
- lnc - 標準設定: port 0x280, irq 10, iomem 0xd0000
Lance/PCNet
- de - DEC21040 ベースの PCI カード,
- fxp - Intel EtherExpress Pro/100B PCI カード
-
10 の仮想端末とコンソールユーティリティ
(vidcontrol, kbdcontrol)
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基本的なネットワークツール:
ifconfig, route, ping, ns (簡易版 netstat), traceroute
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基本的なリモートアクセスツール:
telnet, ftp および SSH
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基本的な OS ツール:
シェル, mount (FreeBSD, DOS, Linux), umount, ps, kill, vm
(簡易版 vmstat), fsck, df, などなど..
-
編集可能な設定 (/etc ディレクトリとカーネルコンフィグレーション)
-
簡易エディタ ee
-
FreeBSD 初心者向けの簡易ヘルプシステム
ネットワーク対応版
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386SX 以上の CPU
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10 MB 以上の RAM (標準では 8MB)
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ダイヤルアップ/専用線での PPP プロトコルのサポート (iijppp を使用)
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Ethernet カードのサポート (各デバイス 2 個まで).
上記 ed, ie, ep, de, fxp, lnc の説明を参照のこと.
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ネットワークデーモン:
ルーティングデーモン (routed), inetd, telnetd, snmpd.
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IP ファイアウォールおよび NAT デーモン (natd).
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OS ユーティリティ: syslogd, mount_nfs,
telnet 経由のネットワークログイン
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このバージョンには次のものが含まれていません: ssh, ftp
ルータ対応版
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386SX 以上の CPU
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4 MB 以上の RAM (デーモンを追加するには 6MB 必要)
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ダイヤルアップ/専用線での PPP プロトコルのサポート (カーネル ppp を使用)
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Ethernet カードのサポート.
上記 ed, ie, ep, de, fxp, lnc の説明を参照のこと.
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システム設定を起動時に行なえる簡易コマンドラインインターフェイスを含んだ改造版
init(8)
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IP ファイアウォールおよび NAT デーモン (natd, ただし RAM の追加が必要).
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OS ツールは不可欠なものを除き, ほとんど含まれていません.
また, 4 つ目のバージョンとしてダイヤルインサーバ対応版も存在します.
わたしはそれを安価ながら信頼性のある,
商用サーバの代替となるようなものにしたいと思っています :-).
ダイヤルインサーバ対応版はまだ開発作業中で,
初期バージョンをテストしてくれる人々を募集しています.
最終更新日:
Sun Nov 1 12:29:26 PST 1998