Appendix B. 佐藤が翻訳するときに気を付けていること

Table of Contents
B.1. 翻訳のポリシー
B.2. 翻訳する際のキーポイント

翻訳する際の個人的なポリシーです。 ここから先はさらに佐藤の偏見が入っていますので、 参考になるどころか間違った知識を得てしまうかも知れません。 ご注意ください :-P

B.1. 翻訳のポリシー

佐藤が良いな、思っているのは 山形浩生さん です。独特のくだけた文章で訳文を構成する人で、文章全体が とても読みやすい日本語になっています。 原文と訳文を照らし合わせてチェックしてみたわけではありませんし、 佐藤の翻訳能力は足元にもおよびませんので、 訳が上手な人なのかどうかの判断はとてもできません。 ただ、こういうポリシーがある人には好感を持っています。 「オープンソースソフトウェア」の倉骨訳に対する批判が氏のページにありますので、 一度ご覧になると良いでしょう。

このようにくだけた文章にすることは、とても難しいことですし、 ヘタをすると意味が変わってしまう危険性があることには 十分注意しなければなりません。しかし、 そういった労力をかけるだけの見返りは得られると思うのです。 専門家でもなく、しっかりと英語を学んでいるわけでもない人間の言うことですから 説得力はないと思いますが、小学生の作文みたいにぎこちない訳文を認めてしまうのは、 日本人として、とても悲しいことだと思います。

おまけ: 逆に嫌いなのは岩谷宏さん。翻訳家としてではなく自分勝手な論調が嫌です。