LAST MODIFIED: 2005/01/30 19:32:52 UTC
不定期更新の日記です。ディスクスペースの関係上、 あまりに古くなったものは順次消していきます。 この日記の更新は、今野さんの *BSD Diary Links から取得することが可能です。
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興味があったので覗いてみる。日本語訳がないなぁ、と探してみると、 翻訳のためのリストがメーリングリスト一覧にあったので、参加してアーカイブをざっと読む。 FAQ には「これこれのファイルを svn co してね」と書いてあるのだけど、 接続できない。
過去のメールに「ウェブを使って翻訳できるようにしたよ」と書いてあったので、 指示に従って http://translingo.org/ に移動。ユーザ登録してみると、短い英文単位で翻訳できるようなつくりになっているもよう。 訳さなければならないものが全部で 649 個。ja_JP をがしがし訳す。あと 431 個。
長い文章はぶつ切りになるし、英文がアルファベット順にソートされてしまっているので 使いにくい点はあるものの、ちょっと作業してみたい、 と思う人にはうってつけの UI だと思う。翻訳者 BoF でも「Wiki みたいなので何とかできないかなぁ」と何度か口にした記憶があるのだけど、 ちょうどこんな感じのものを頭に思い浮かべてたのでした。
translingo って、同名のソフトウェアがたくさんあるみたい。
Plan 9 の関連ツールってちらばってて分かりにくいよね、 と話していたら、FreeBSD 用の drawterm の port をつくったのを思い出した。 あとで commit しておく予定。
容量的に余裕もあることだし、 ソフトウェアをミラーして集約しようかなと思い中。
print/teTeX を teTeX3 ベースに移行させる計画を進めなければならないのだけど、 なかなかリリースを出してくれない。2.99 ベースにしたものはできているし、 変わったとしても bug fix だけだろうから、もうこれで commit としてしまおうかと迷っているところ。
自宅で使ってるキーボードの Enter キーの効きが悪くなってきたので、 捨てようと決心する。そんなに荒い使い方をしているわけではないのに、 3-4 カ月くらいで壊れてる気がする。最近まで使っていたのは FILCO の 107 メカニカルキーボード。あんまり打ちやすくはないけど、 自分がメカニカルキーボードが好みだということと、 手に入りやすいのがこれしかなかったという理由で使ってたもの。
佐藤が使っているキーボードは、必ず最初に Ctrl キーが傷つきはじめて、 次に C, X, S, L, K, ローマ字の母音のキートップの文字が消えていく。 Ctrl キーは小指のツメが引っかかることが多くて傷がつくらしい。 C, X, S は多分 Emacs ばっかり使ってるせいかも。 そして末期になると左 Shift, Enter, Space の効きが悪くなり、 これでは仕事にならん、と買い替えに走る。
研究室では、6 年くらい前の大掃除で IBM 5576-A01 というキーボードを発見して、 すごく使いやすいことに感動して使い続けている。 どっかの特殊な端末のやつなのかなーと、あまり気にしていなかったのだけど、 検索してみると、どうもキーボードマニアの間では有名なものらしい。 どうせだから多少高くても満足できるものを買おうと、 オークションに出品されているものを入手。
うーむ、すばらしい。キーが重いという感想をちらほら見かけるけれど、 安いメカニカルよりはずっと押しやすいので、十分満足。
「ハッカーと画家」と「C++ の設計と進化」を購入。 Paul Graham 文章がもともとが面白いというのもあるのだけど、 それに加えて翻訳がすばらしい。おすすめ。
「C++ の設計と進化」は、趣味に合わない翻訳が多くて、 読むのがちょっとつらい。一部を引用。
言っていることは理解できるのだけど、日本語が難しい‥‥
一番気になったのは、type に「タイプ」という訳語をあてているところ。 原文を読んでいないので確かではないのだけど、内蔵は多分 built-in で、 ユーザ定義は user-defined ではないかと予想。 でも、C 言語に限らず、プログラミング言語の解説書の多くは 昔から type には「型」、built-in には「組み込み」 という訳語をあてているのではないかと思う。
この他にも、「タイプシステム」「タイプ情報」といったカタカナ語が登場する。 前者は、言語の持つ、型に関する構成とか構造といった意味で、 たとえば「C++ のタイプシステムでは、内蔵タイプの〜」というような形で出てくる。 佐藤の場合はタイプと聞いた瞬間、 タイプライタや組版システムが頭に浮かんでしまうので、 かなり違和感がある。
最近の翻訳本は型のことをタイプと書くのが普通だったりするのかしらん。
maho さんにいろいろ聞いたので、 開発体制などをざっと調べてみる。JCA そのものは別に厳しいものじゃないし、参加のしきいが高いってわけではなさそう。
branch 構成と anoncvs の使いかたを理解したので、 とりあえず cvs co してみるとこから始めてみる。
5.4-RELEASE に向けて FreeBSD/sparc64 の環境を増強するため、E4500 を入手。 UltraSPARC II 400MHz x 6 に 2GB RAM の構成。 make -j16 buildworld + make -j16 buildkernel で 2.6 時間といったところ。既存の quad CPU 構成の E450 と Ultra10 x 8 台との組み合わせで、FreeBSD の full package build の時間は 2-3 日くらいまで短縮できるはず。
allbsd.org では、ミラーサイト以外にも、いろいろなハードウェアを *BSD 関係 (には限りませんけど) の開発者に使ってもらっているのですが、 特に FreeBSD や NetBSD では ports/pkgsrc の build 用のマシンや、 コンパイルテストのためのマシンの需要が高く不足ぎみなので、 各種ハードウェアを随時募集しております。
i386 なら 440BX 以降のマシン、PC-98x1 なら PentiumII/Celeron を使っているもの、 sparc64 なら Ultra1E 以降、Alpha なら EV5 以降、 SGI MIPS なら IP32 以降、PA-RISC なら PA-7200 以降、Mac なら PowerPC を使っているものなど、 たいていのアーキテクチャを探しています。 もし、置き場所に困っているものなどありましたら、 古いものでも構いませんので、ぜひ hrs (at) allbsd (dot) org までご一報ください。
どうも最近 burn out ぎみなので、いろいろと気分転換をしてみる。
出ました。いくつかの ports にセキュリティ上の修正が入ったことで、 直前に package のつくり直しを何度かやるはめになり、 ちょっと心配だったのですが、大幅に遅れる事態だけは回避できました。 多分、今回のリリースが 4.x の最終リリースです。
悲しいことにリリースノートを読んでくれない人が多いので、いくつか注意点を抜粋。 random ephemeral port allocation が実装されましたが、 ネットワーク負荷の高い状態では port の再利用が問題になることがあります。 短時間に多数の接続がある場合にのみ機能を無効にするという仕組みが 入っていますが、そういう環境で使っている人は net.inet.ip.portrange.random* という sysctl の意味と使い方を知っておきましょう。
また、TCP stack の RST の処理の仕方がちょっとだけ変わりました。 セキュリティ対策としては効果がある変更なのですが、 厳密には RFC 793 に準拠しなくなってしまっているので、 注意が必要なケースがあるかも知れません、こちらも同様に、 net.inet.tcp.insecure_rst という sysctl で制御できるということを知っておくと良いでしょう。
inetd のデフォルトオプション (rc.conf の $inetd_flags) に、-C 60 が追加されています。ひとつの IP アドレスから、 一分間に 60 以上の接続を許可する必要がある場合は、 指定を変える必要があります。NAPT を使っている環境では、 これが問題になるかも知れません。
邦訳版が出るとのことなので購入予定。 ハッカーと画家 (サポートページ)。
05:01 が発行ずみ、05:02 が準備中、 さらに現時点で 05:03 と 05:04 が割り当てずみです。 候補になっている修正は、今の RELENG_5 にすべて入っています。 発行されていない EN は、その修正が安定しているかどうかを確認して、 問題がなければ 2 月初旬までにはすべて出る見込みです。
修正パッチの単体配布がなくなったのは kensmith がそうすると言ったからなので、 不便だと思うひとは文句を言いましょう :-p 以降の EN では、せめて cvs を使った具体的なアップデート手順くらいは示すようにするつもりです。
セキュリティ勧告もそうですが、 自分のシステムに影響のないものは適用する必要はありません。
今年もよろしくお願いします。
quad 構成の E450 (296MHz x 4) だと、FreeBSD の package build は 1 週間前後必要。dual 構成の Pentium III (876MHz x 2) だと 2 週間。ディスク構成から何から全然違うので単純に比較できないけど、 意外に速い。
5.x では今のところ使えません。 「SCHED_ULE を使うな」と言っているのに使う人が多いので、 2 カ月ほど前に options SCHED_ULE をつけると buildkernel で エラーになるようにしました。
「FreeBSD の doc/ ツリーにある <meta> だけど、 <meta http-equiv="content-type" content='text/html;charset="iso-8859-1"'> という形式になっていて、これだと僕のブラウザは誤判別するんだ。 <meta http-equiv="content-type" content="text/html;charset=iso-8859-1"> という風に直してくれないかな」というツッコミが来る。
RFC 2070 とか RFC 2616 を 再確認してみると、確かに charset = token になっている。余計な引用符付けちゃいけないのか、これ。
うーむ。とりあえず修正しておいたのだけど、 こういう細かいところつつかれると自信がない。 もうちょっとちゃんと勉強しないとダメですな。
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