LAST MODIFIED: 2002/02/03 07:36:05 UTC
不定期更新の日記です。ディスクスペースの関係上、 あまりに古くなったものは順次消していきます。 この日記の更新は、今野さんの *BSD Diary Links から取得することが可能です。
FreeBSD-SA が CVS repo に入るもよう。 最近のやつ、訳さなきゃ。
翻訳プロジェクトとの絡みで、 日本の OpenBSD 情報を絶賛募集中。 もし他にもあるよ、という情報をお持ちでしたらお知らせくださいな。
というわけで帰国。たまったメールを処理。
「青い背景に青の文字は見にくいのでは」という意見をいただいたので A の色を緑に変えてみました。 佐藤は実は色盲なので、 このへんの「見やすさ」とか、 普通の人の見え方が良く分からなかったりするんですよね。
なにはともあれ、ご意見どうもです。 自分では良くなっているか判断できないので、 もし他に良さそうな色があったら教えてくださいな。
<感情モード> 説明がない、というから「なんでわけわからんとか非難されなきゃならないんだ」 と腹立たしく思う気持ちを抑えて説明している (どうせこんな講釈は何の役にも立たないけど) のに、 それに対する意見もくれないのね。 </感情モード>
出さなきゃよかったなぁと反省。 「自分の意見を出さないと気がすまない」 というのは、やっぱり悪い癖なのだろうか。
もうやめようかな、こういうの。
now printing
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三日目。発表当日。
発表は‥‥無事終了。 とくにコメントするような事件 :-) は無し。
終わってからちょい余裕ができたので、IT Mall というコンピュータ専門店の集まっているところに行く。 コピーソフトが一枚 B150 (約 380 円) で投げ売り状態。 品はそれなりに揃っているのだけど、 価格はあまり日本と変わらないか、むしろ高い。
‥‥と、思ったら、マウスとキーボードだけはへんに安い。 日本では 4,800 円で売っている Microsoft の Optical Wheel Mouse が B1250 (約 3200 円)、ロジクールのワイヤレスキーボードも B3000 弱 (約 7500 円) くらい。 記念に Microsoft の Optical Wheel Mouse を買ってみる。
家電もあまり変わらず。ビデオがほとんどなくて、 VCD がほとんど。話に聞いたところによると、 テープは湿気に弱いのでこういう地域では普及していないのだそうだ。
次に、コンピュータ関連書籍売場を見てみる。 BSD 関連本はないかなーと探してみるも、一冊もなし。 タイ語のコンピュータ関連本は A5 版単行本が多くてお値段は B250 (約 650 円) くらい。 あとはオライリーとかの洋書。
二日目。チャオプラヤ川を船で上ってアユタヤ遺跡へ。 「発表前日に落ち着いて観光などできんぞ」 と内心思いつつ遺跡をまわる。
離宮などを見てまわってバスで帰る。 犬を良く見かけるのだけど、 みんなぐでーと寝そべっていてやる気なし。
タイにお出かけ。 05/14 には講演本番だというのに、半分も覚えてないよぅ。
今日は成田からタイ航空でバンコクへ。 海外旅行は初めてなので見マネで手続きをして、 航空機の中ではひたすら寝る。 タイ航空はサービスが良いよ、と聞いていたけど 比較対象がないので良く分からん。 確かにコーヒーや機内食を寝る暇もなくサービスしてくる。
6 時間でバンコク国際空港に到着。 気温は 36 ℃と確かに暑いのだけど、日本の夏と変わらない気がする。 空港で日本円をバーツに両替。学会参加費が B9000, 宿泊費が B4000, が必須なので、4 万円ほど両替。レートは 0.36。
タクシーでホテルへ。運転荒いっす。 まわりを見渡すとほとんど日本車。
ホテルに到着して、とりあえず食事。 学会発表を控えているので、早めに寝る。 ホテルは一泊 B1000 (約 2600 円)で、設備は 一泊一万円程度のふつーのビジネスホテルと同じ程度。 ただしシングルはなくて、最小単位がツイン部屋。
お知らせ: 国際ワークショップ出席のため、 05/12 から 05/16 まで IP unreachable になります。 この期間は反応できませんのでよろしく > 関係者各位
コレは止まってしまったみたい。 Linux では JF に提出まで行っているけど、 *BSD ではマイナーすぎてダメなのかな?
これを 読んでいて思い出したのだけど、SMM/PSD/USD の翻訳もまとめた方が良いかな、と思い中。 翻訳は探せば出てきそうだし、 赤悪魔本とか PSD とかは大学院の輪講でやりましたみたいな例も結構あるはず (ないかな?)。
44design-bsd の宣伝効果は思ったより良かったので、 doc-jp で定期的にテーマを決めて翻訳キャンペーンをすると盛り上がるかも知れない。
「IPv6コマンドの使用例」にある
って、単に NIC を %1, %2,... としているだけなのではないだろーか。
2ch を眺めていたら 連訳 − FreeBSD Developers' Handbook を見つける。本当は最近入ったわけではないですよ、これ。
むー、翻訳自体は歓迎なのだけど、他の人と重なってしまうと困るし、 どうしたものか。design-44bsd ひと段落したら、同じようにこれも翻訳者募集にまわそうかと思っていたのに。
それでは遠慮なくいただきます :-) 公開前に確認をとりますが、一応翻訳者としてメールアドレスが載ることになりますんで 掲載拒否ならば一言くださいな。
やっとこさ日本語版が公開に。 ベースは山形さん訳。だんだん merge されていっている模様。めでたい。
翻訳の管理は結構 strict にやっているみたい。
なんもやる暇がなくてゲンナリ。
ここ一カ月くらい、研究室の Windows 環境の整備のために身を削る。 以前の環境では PDC として Windows2000 Server を配置していたものの、 前任者がいい加減で、クライアント毎に環境がバラバラという状態だった。 なので、プロファイルやアプリケーションのインストールは クライアント毎に違っていて、動かないものも多数。 かろうじてホームディレクトリ (Windows の) だけはサーバで管理していたという状況。
研究室の Windows クライアントは 15 台、 UNIX 系(HP-UX, Solaris, OpenBSD, FreeBSD)クライアントは 10 台。 Windows をサーバにするとログの収集などが不自由そうだったのと、 二元化していた UNIX 系のホームディレクトリやユーザデータを 統合させるために敢えて Samba PDC を使うことに決定。
手順は以下のとおり。
Samba 2.2alpha3 (今は 2.2 が出てる) を CVS co して build。
smb.conf を編集。swat を使っても良いが、 FreeBSD の Netscape Navigator から操作すると ときたまフリーズするので、直接書き換えた方が早い。
共有設定は次のようにした。
今回実現したいのは、 Windows2000 PDC がクライアントに提供するサービスである 「netlogon」「移動プロファイル」「プリンタドライバの自動ダウンロード」 の三つ (最低限、これらが実現できないと 「Windows の方が良いのでは」とか言われかねない)。
重要なのは [homes], [profiles], [netlogon], [print$]。 [profiles] は logon path で指定するための共有。 作成した共有は、忘れずに mkdir しておく。
smbpasswd でマシンアカウント、既存ユーザを追加。 さらに root アカウントも必要。 ただし、smbpasswd でアカウントを追加するには、 有効な UID を持っている必要がある。 DES パスワードは流用できないので、 とりあえず適当なパスワードをつけておく。
smbd と nmbd を起動。
Windows2000 クライアントから [マイコンピュータ]のプロパティ - [ネットワーク ID] - [詳細] とウィンドウを開き、 ドメイン名を設定。ここでユーザ名を聞かれるので、 root と入れる。パスワードは smbpasswd で設定したもの。
ドメインに参加できたら、再起動してログオン。
と、まあこんな感じで移行させて、Windows2000 PDC を停止させる。
プリンタドライバの自動ダウンロードもきちんと動作するようで満足なのだけど、 プロファイル関連にトラブルが多い模様。
最初、 //sambaserver/%u/.winprofile にしていたけれど、 Samba-PDC-Howto に書かれているように、これはダメ。 また、たまに「移動プロファイルが見つかりません」というメッセージが出て プロファイルが取得できないことがある。これは原因が良く分かってない。 取得できない時でもホームディレクトリへの接続はできる。謎。
ひととおりの設定を終えるのに半月ほど。 Windows PDC の機能を勉強しつつ、未完成な Samba PDC に手を出していたので試行錯誤の毎日だった。 Windows のサーバ構成に関する資料を集めても機能の概観ばかりで、 実際の運用を扱っているものは、なかなかない模様。 FAT32 → NTFS への変換方法を調べるのに二週間もかかったぞ。
小規模で fault tolerance がさほど重要でない環境なら、 Samba PDC は結構使いものになります。 まだ高負荷時の性能測定や aging が終わっていませんが、 今回設定してみて、WindowsNT4 と Windows2000 のクライアントとの動作に大きな問題はありませんでした。
もうひとつ、まだ解決していない問題は Windows クライアントのファイル許可属性の設定について。 一般ユーザが勝手にアプリケーションをインストールしたり、 ローカルディスクにファイルを置けないようにするために ローカルディスクの許可属性を原則「読み込みのみ」にしたいのだけど、 「書き込み権限を落してはいけない部分」が良く分からない。 WINNT, Program Files は admin, SYSTEM に rwx, Authenticated Users に rx として、Documents and Settings は admin, SYSTEM, CREATOR OWNER に rwx, Authenticated Users に rx としたものの、 ローカルプロファイルが読めなくなったりして、なかなかうまく動作しない。 アプリケーションも一時ファイルを作ったりするだろうし、 どういう設定が適切なんだろう‥‥。
それとも、こういう設定はやらないものなのだろーか。
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