優雅な生活の設計と実装

The Design and Implementation of the Gracious Days


LAST MODIFIED: 2002/02/03 07:36:05 UTC

新しい秩序の確立は、他の何にも増して難しく、
成功する可能性が低く、危険な事業である。
改革者は旧秩序から利益を得ている
全ての者を敵にまわし、
新秩序から利益を受けるはずの者からは
及び腰の支持しか集められない。
--- Niccolo Machiavelli, The Prince

この種の「保護」は初心者を保護するかも知れないが、
熟練ユーザを窮地に追い込むことになる。
というのは、何が親切であり、何が適切でないかかという
オペレーティングシステムの考え方の裏をかくことばかりに
かなりの労力を費やさなければならないからである。
--- A.S.Tannenbaum, Modern Operating Systems


不定期更新の日記です。ディスクスペースの関係上、 あまりに古くなったものは順次消していきます。 この日記の更新は、今野さんの *BSD Diary Links から取得することが可能です。

May 2001

Sunday, May 27

* put SAs into CVS repo

FreeBSD-SA が CVS repo に入るもよう。 最近のやつ、訳さなきゃ。

感想はこちらまで (内容は匿名のメールで送られます)

コメント:

注: お返事が必要な場合は直接メールください。 ただし、確実にお返事するかどうかはわかりませんのであしからず。

Sunday, May 20

* OpenBSD in Japan

翻訳プロジェクトとの絡みで、 日本の OpenBSD 情報を絶賛募集中。 もし他にもあるよ、という情報をお持ちでしたらお知らせくださいな。

Thursday, May 17

* I'm back

というわけで帰国。たまったメールを処理。

* color of anchors

「青い背景に青の文字は見にくいのでは」という意見をいただいたので A の色を緑に変えてみました。 佐藤は実は色盲なので、 このへんの「見やすさ」とか、 普通の人の見え方が良く分からなかったりするんですよね。

なにはともあれ、ご意見どうもです。 自分では良くなっているか判断できないので、 もし他に良さそうな色があったら教えてくださいな。

* 某所の某ML

<感情モード> 説明がない、というから「なんでわけわからんとか非難されなきゃならないんだ」 と腹立たしく思う気持ちを抑えて説明している (どうせこんな講釈は何の役にも立たないけど) のに、 それに対する意見もくれないのね。 </感情モード>

出さなきゃよかったなぁと反省。 「自分の意見を出さないと気がすまない」 というのは、やっぱり悪い癖なのだろうか。

もうやめようかな、こういうの。

Wednesday, May 16

now printing

Tuesday, May 15

* IEEJ International Analog VLSI Workshop(2)

now printing

Monday, May 14

* IEEJ International Analog VLSI Workshop(1)

三日目。発表当日。

発表は‥‥無事終了。 とくにコメントするような事件 :-) は無し。

終わってからちょい余裕ができたので、IT Mall というコンピュータ専門店の集まっているところに行く。 コピーソフトが一枚 B150 (約 380 円) で投げ売り状態。 品はそれなりに揃っているのだけど、 価格はあまり日本と変わらないか、むしろ高い。

‥‥と、思ったら、マウスとキーボードだけはへんに安い。 日本では 4,800 円で売っている Microsoft の Optical Wheel Mouse が B1250 (約 3200 円)、ロジクールのワイヤレスキーボードも B3000 弱 (約 7500 円) くらい。 記念に Microsoft の Optical Wheel Mouse を買ってみる。

家電もあまり変わらず。ビデオがほとんどなくて、 VCD がほとんど。話に聞いたところによると、 テープは湿気に弱いのでこういう地域では普及していないのだそうだ。

次に、コンピュータ関連書籍売場を見てみる。 BSD 関連本はないかなーと探してみるも、一冊もなし。 タイ語のコンピュータ関連本は A5 版単行本が多くてお値段は B250 (約 650 円) くらい。 あとはオライリーとかの洋書。

Sunday, May 13

* Bangkok, Thailand

二日目。チャオプラヤ川を船で上ってアユタヤ遺跡へ。 「発表前日に落ち着いて観光などできんぞ」 と内心思いつつ遺跡をまわる。

離宮などを見てまわってバスで帰る。 犬を良く見かけるのだけど、 みんなぐでーと寝そべっていてやる気なし。

Saturday, May 12

* IEEJ International Analog VLSI Workshop

タイにお出かけ。 05/14 には講演本番だというのに、半分も覚えてないよぅ。

* at the int'l airport

今日は成田からタイ航空でバンコクへ。 海外旅行は初めてなので見マネで手続きをして、 航空機の中ではひたすら寝る。 タイ航空はサービスが良いよ、と聞いていたけど 比較対象がないので良く分からん。 確かにコーヒーや機内食を寝る暇もなくサービスしてくる。

6 時間でバンコク国際空港に到着。 気温は 36 ℃と確かに暑いのだけど、日本の夏と変わらない気がする。 空港で日本円をバーツに両替。学会参加費が B9000, 宿泊費が B4000, が必須なので、4 万円ほど両替。レートは 0.36。

タクシーでホテルへ。運転荒いっす。 まわりを見渡すとほとんど日本車。

ホテルに到着して、とりあえず食事。 学会発表を控えているので、早めに寝る。 ホテルは一泊 B1000 (約 2600 円)で、設備は 一泊一万円程度のふつーのビジネスホテルと同じ程度。 ただしシングルはなくて、最小単位がツイン部屋。

Friday, May 11

* ANNOUNCE: IP unreachable until 05/16

お知らせ: 国際ワークショップ出席のため、 05/12 から 05/16 まで IP unreachable になります。 この期間は反応できませんのでよろしく > 関係者各位

* 2ch

コレは止まってしまったみたい。 Linux では JF に提出まで行っているけど、 *BSD ではマイナーすぎてダメなのかな?

* SMM の翻訳

これを 読んでいて思い出したのだけど、SMM/PSD/USD の翻訳もまとめた方が良いかな、と思い中。 翻訳は探せば出てきそうだし、 赤悪魔本とか PSD とかは大学院の輪講でやりましたみたいな例も結構あるはず (ないかな?)。

44design-bsd の宣伝効果は思ったより良かったので、 doc-jp で定期的にテーマを決めて翻訳キャンペーンをすると盛り上がるかも知れない。

Tuesday, May 8

* Windows XP ベータ2日本語版クイックツアー

「IPv6コマンドの使用例」にある

って、単に NIC を %1, %2,... としているだけなのではないだろーか。

Monday, May 7

* FreeBSD Developers' Handbook

2ch を眺めていたら 連訳 − FreeBSD Developers' Handbook を見つける。本当は最近入ったわけではないですよ、これ。

むー、翻訳自体は歓迎なのだけど、他の人と重なってしまうと困るし、 どうしたものか。design-44bsd ひと段落したら、同じようにこれも翻訳者募集にまわそうかと思っていたのに。

* design-44bsd

それでは遠慮なくいただきます :-) 公開前に確認をとりますが、一応翻訳者としてメールアドレスが載ることになりますんで 掲載拒否ならば一言くださいな。

* http://www.jp.OpenBSD.org/ja/index.html

やっとこさ日本語版が公開に。 ベースは山形さん訳。だんだん merge されていっている模様。めでたい。

翻訳の管理は結構 strict にやっているみたい。

Saturday, May 5

* busy#2

なんもやる暇がなくてゲンナリ。

* Life with Windows2000

ここ一カ月くらい、研究室の Windows 環境の整備のために身を削る。 以前の環境では PDC として Windows2000 Server を配置していたものの、 前任者がいい加減で、クライアント毎に環境がバラバラという状態だった。 なので、プロファイルやアプリケーションのインストールは クライアント毎に違っていて、動かないものも多数。 かろうじてホームディレクトリ (Windows の) だけはサーバで管理していたという状況。

研究室の Windows クライアントは 15 台、 UNIX 系(HP-UX, Solaris, OpenBSD, FreeBSD)クライアントは 10 台。 Windows をサーバにするとログの収集などが不自由そうだったのと、 二元化していた UNIX 系のホームディレクトリやユーザデータを 統合させるために敢えて Samba PDC を使うことに決定。

手順は以下のとおり。

  1. Samba 2.2alpha3 (今は 2.2 が出てる) を CVS co して build。

  2. smb.conf を編集。swat を使っても良いが、 FreeBSD の Netscape Navigator から操作すると ときたまフリーズするので、直接書き換えた方が早い。

    共有設定は次のようにした。

    今回実現したいのは、 Windows2000 PDC がクライアントに提供するサービスである 「netlogon」「移動プロファイル」「プリンタドライバの自動ダウンロード」 の三つ (最低限、これらが実現できないと 「Windows の方が良いのでは」とか言われかねない)。

    重要なのは [homes], [profiles], [netlogon], [print$]。 [profiles] は logon path で指定するための共有。 作成した共有は、忘れずに mkdir しておく。

  3. smbpasswd でマシンアカウント、既存ユーザを追加。 さらに root アカウントも必要。 ただし、smbpasswd でアカウントを追加するには、 有効な UID を持っている必要がある。 DES パスワードは流用できないので、 とりあえず適当なパスワードをつけておく。

  4. smbd と nmbd を起動。

  5. Windows2000 クライアントから [マイコンピュータ]のプロパティ - [ネットワーク ID] - [詳細] とウィンドウを開き、 ドメイン名を設定。ここでユーザ名を聞かれるので、 root と入れる。パスワードは smbpasswd で設定したもの。

  6. ドメインに参加できたら、再起動してログオン。

と、まあこんな感じで移行させて、Windows2000 PDC を停止させる。

プリンタドライバの自動ダウンロードもきちんと動作するようで満足なのだけど、 プロファイル関連にトラブルが多い模様。

最初、 //sambaserver/%u/.winprofile にしていたけれど、 Samba-PDC-Howto に書かれているように、これはダメ。 また、たまに「移動プロファイルが見つかりません」というメッセージが出て プロファイルが取得できないことがある。これは原因が良く分かってない。 取得できない時でもホームディレクトリへの接続はできる。謎。

ひととおりの設定を終えるのに半月ほど。 Windows PDC の機能を勉強しつつ、未完成な Samba PDC に手を出していたので試行錯誤の毎日だった。 Windows のサーバ構成に関する資料を集めても機能の概観ばかりで、 実際の運用を扱っているものは、なかなかない模様。 FAT32 → NTFS への変換方法を調べるのに二週間もかかったぞ。

小規模で fault tolerance がさほど重要でない環境なら、 Samba PDC は結構使いものになります。 まだ高負荷時の性能測定や aging が終わっていませんが、 今回設定してみて、WindowsNT4 と Windows2000 のクライアントとの動作に大きな問題はありませんでした。

もうひとつ、まだ解決していない問題は Windows クライアントのファイル許可属性の設定について。 一般ユーザが勝手にアプリケーションをインストールしたり、 ローカルディスクにファイルを置けないようにするために ローカルディスクの許可属性を原則「読み込みのみ」にしたいのだけど、 「書き込み権限を落してはいけない部分」が良く分からない。 WINNT, Program Files は admin, SYSTEM に rwx, Authenticated Users に rx として、Documents and Settings は admin, SYSTEM, CREATOR OWNER に rwx, Authenticated Users に rx としたものの、 ローカルプロファイルが読めなくなったりして、なかなかうまく動作しない。 アプリケーションも一時ファイルを作ったりするだろうし、 どういう設定が適切なんだろう‥‥。

それとも、こういう設定はやらないものなのだろーか。