LAST MODIFIED: 2005/02/21 19:31:35 UTC
不定期更新の日記です。ディスクスペースの関係上、 あまりに古くなったものは順次消していきます。 この日記の更新は、今野さんの *BSD Diary Links から取得することが可能です。
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動かなくなるような致命的な問題はなくなったので、 updmap など細かい部分の改良を考慮中。
CFLAGS に変な最適化オプション付けている人は dvips でハマります。 ports を疑う前に、自分の設定を見直しましょう。
CPU 12 個構成。ディスクはありあわせのもの (昔の DEC StorageWorks) を接続。FreeBSD 5.x の SMP 性能を検証したり、 release の QA 用に使う予定。ひたすら重くて腰にくる。
make buildworld && make buildkernel で簡単な性能測定をしてみると、CPU が 4 個を超えたあたりで性能は飽和する感じ。 10 個で context switch 回数が i386 に比べて 2 桁も多い。 hme(4) と esp(4) は BGL がはずれていないので、 そのへんがネックになっているもよう。
japanese/dvipsk を 5.95a に update しました。 「dvips が動かないです」というレポートをいただいていますが、 今回の更新で動くようになっていると思います。 teTeX 3.0 への更新直後はデフォルト出力先が |lpr になっていたり、フォントマップが見つけられなかったりと、 いろいろと問題がありましたが、全部対応したつもりです。
ports/UPDATING の 20050213 と 20050206 に、 典型的なトラブルとその対策をまとめておきました。 ports 側にも対策を入れてあるので、 今から最新版をインストールする人に問題が発生することは、ほとんどないと思います。 もし動作がおかしくなってしまった場合には、 そこに書かれている手順にしたがってインストールをやり直してみてください。
teTeX 3.0 からは、updmap と fmtutil の他に、 updmap-sys と fmtutil-sys というユーティリティが追加されました。 -sys なし版は、$HOME/.texmf-var と $HOME/.texmf-config に書き込みます。 今まで TeX の設定をユーザ単位で切り替えるというのは難しかったのですが、 これを使うと texmf.cnf や *.fmt, *.map を全部ユーザ独自で持つことができるので、 root 権限を持たなくても、非常に柔軟な設定が可能になります。
ただし裏をかえすと、これらのディレクトリに変な設定を残したままでいると、 TeX を正しく動作させることができないということです。ご注意ください。
どうも体調がよろしくない。
fmtutil と updmap の処理で失敗する原因が判明。texmf-var に古い設定ファイルが残っていると、それを先に読んでしまうからだった。 その場合でも確実に動くように、print/teTeX-base を調整。 このあたりはどうしてもきれいな対策ができないので、ports/UPDATING に書いたとおり、クリーンインストールを推奨します。
その他にも teTeX の upgrade のせいで壊れた ports (佐藤が maintainer になっていないやつ) がいくつかあるので、調査&修正中。
2.99.13.20050204 に入れ換えてすぐに 3.0 が出てしまい、RC 版の tarball が消されたため、しばらくの間 fetch できない状態になってました。 「少なくとも 1 週間は大丈夫だろう」 「3.0 になっても内容はほとんど変わらないだろう」と思っていたのですが、 見事に予想がはずれて、ちょっとショック。
フォントまわりのファイル構成が変わっていた関係で検証に時間がかかりましたが、 日本時間で 8 日の午後には、japanese/dvipsk も含めてすべて teTeX 3.0 へ更新しました。どたばたしてしまって、ごめんなさい。
print/jadetex と textproc/texi2html でひっかかるという問題は把握していまして、 解決用のパッチを maintainer に送ってあります。いましばらくお待ちください。 これに引っかかるのは、JadeTeX を使っている人と、 4.x のシステムに含まれている perl を使っている人だけです。
もう 2 月になってしまった。
関連する ports を全部 teTeX 2.99.13.20050204 ベースに更新しました。pTeX は 3.1.8 です。 アップグレードに失敗する場合は、 http://people.freebsd.org/‾hrs/tetex-upgrade.txt の手順にしたがって、texmf tree をすべて消してからインストールしてください。
ディレクトリ構造が変わったため、print/dvipdfmx や print/jadetex など、いくつかの関連 ports が動かなくなっています。 佐藤が maintainer になっているものはほぼ同時に修正を入れていますが、 他の人が担当しているものには修正パッチを送っており、メールの返事待ちです。
teTeX-3.0 は、TeX エンジンがほぼ pdfetex で統一されるなど、 内部的に大きな変更がおこなわれているものの、 ユーザの側からそれを意識しなければならない場面は、あまりないと思います。 新しいバージョンで動作がおかしいところに気づいた方は、ぜひ hrs (at) FreeBSD (dot) org までお知らせください。
Java を使わない、C で書かれた XSL-FO プロセッサ。 fo から PDF を生成できる。機能の大部分は libfo というライブラリとして実装されており、JNI 対応なので Java からでも呼び出せる。
まだまだ実用にはならないけれど、Jade + JadeTeX の代替として xsltproc + xmlroff という組み合わせが使えるかも知れないので、 今後に期待。
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