優雅な生活の設計と実装

The Design and Implementation of the Gracious Days


LAST MODIFIED: 2003/03/29 14:29:14 UTC

新しい秩序の確立は、他の何にも増して難しく、
成功する可能性が低く、危険な事業である。
改革者は旧秩序から利益を得ている
全ての者を敵にまわし、
新秩序から利益を受けるはずの者からは
及び腰の支持しか集められない。
--- Niccolo Machiavelli, The Prince

この種の「保護」は初心者を保護するかも知れないが、
熟練ユーザを窮地に追い込むことになる。
というのは、何が親切であり、何が適切でないかかという
オペレーティングシステムの考え方の裏をかくことばかりに
かなりの労力を費やさなければならないからである。
--- A.S.Tannenbaum, Modern Operating Systems


不定期更新の日記です。ディスクスペースの関係上、 あまりに古くなったものは順次消していきます。 この日記の更新は、今野さんの *BSD Diary Links から取得することが可能です。

March 2003

Saturday, March 29

* NetBSD-SA translation

あんまり評判よくないみたい。

* cvsync

public service として準備。

感想はこちらまで (内容は匿名のメールで送られます)

コメント:

注: お返事が必要な場合は直接メールください。 ただし、確実にお返事するかどうかはわかりませんのであしからず。

Monday, March 17

* busy

最近なんだかいろいろと裏目にでることが多くて、 うまく予定がまわってません。 今日一日で取り戻そう‥‥

* Samba

2.2.8 にする。おお、Solaris のプリンタ不具合修正されているではないですか。 endianess のせいだろうとは思っていたけど、 文字コード変換部分でこけていたとは。

すごく安定してるので、 早速研究室の PDC を入れ換える。しあわせ。

Sunday, March 16

* 修士論文

提出完了。あとは卒業を待つだけ :-)

* libssh

某所のサーバをアップグレードしようと make buildworld したら、 EVP_aes_128_cbc がないとかいうエラーでこける。

「どこもおかしくないはずなのに〜」 と一時間くらい試行錯誤するもうまくいかず。 ふと ldconfig -r したら、 /usr/local/lib/libssl を発見。 LD_LIBRARY_PATH=/usr/local/lib を指定しているので、 ずっとそっちを見てたらしい :-(

Thursday, March 13

* file(1)

の vulnerability に関して。NetBSD-SA 2003-003 (日本語訳) が出ました。 FreeBSD もセキュリティブランチに修正が入る予定 (-CURRENT は 3.41 に更新ずみ)。 OpenBSD は Theo がセキュリティ上の問題じゃないよと misc@ で言っていたものの、 3.41 から readelf.c を持ってきて HEAD と OPENBSD_3_2 に merge しています。

Wednesday, March 5

* sendmail

の vulnerability と戦う。NetBSD-SA 2003-001 の日本語訳2003-002 の日本語訳OpenBSD の announce 日本語訳 を作成。関係してそうなところに投げる。

Saturday, March 1

* MacOS X

研究室の Mac を有効利用しよう運動を発動。 G4 に入れて使ってみた。

いろいろ調べて最低限の設定。 まずソフトウェアアップデートで最新のパッチを導入。

つぎにネットワークと SSH の設定。 /etc/hostconfig に hostname を設定、 SSH の起動設定を -YES- にする。 そして ssh-keygen でホスト鍵生成。 authorized_keys をホームディレクトリへコピー。

外から SSH でログイン。.cshrc を設定。 uname -a はこんな感じ。

hrs@g4 % uname -a
Darwin g4.macosx.allbsd.org 6.4 Darwin Kernel Version 6.4:¥
Wed Jan 29 18:50:42 PST 2003; root:xnu/xnu-344.26.obj‾1/RELEASE_PPC  ¥
Power Macintosh powerpc

リモートからアクセスしている限り、操作感は *BSD と変わらない。 ident でバイナリを調べたら、ユーザランドは FreeBSD/NetBSD/OpenBSD それぞれからまんべんなく持ってきてるもよう。

開発ツールを ADC からダウンロードしてインストール。 gcc 3.1 が入る。

make(1) は、bsdmakegnumake の両方があって、 /usr/bin/makegnumake にシムリンクされてる。/usr/share/mk/* は FreeBSD から持ってきているのだけど、

hrs@g4 % bsdmake -Vunix
We run FreeBSD, not UNIX.
make: no target to make.
hrs@g4 %

と表示されるのはいかがなものか :D

某ツールを build してたらsocklen_t がないことに気づく。 grep すると _BSD_SOCKLEN_T_ という定義がぽこぽこあるので有効にしてもだめみたい。 このへん、porting する場合はどうするのがまっとうなんだろう。

GUI はさすがに完成度が高いし、 いじるには面白そうな OS だなぁと、おくればせながら思ったり :-)