優雅な生活の設計と実装

The Design and Implementation of the Gracious Days


LAST MODIFIED: 2002/02/03 07:36:04 UTC

新しい秩序の確立は、他の何にも増して難しく、
成功する可能性が低く、危険な事業である。
改革者は旧秩序から利益を得ている
全ての者を敵にまわし、
新秩序から利益を受けるはずの者からは
及び腰の支持しか集められない。
--- Niccolo Machiavelli, The Prince

この種の「保護」は初心者を保護するかも知れないが、
熟練ユーザを窮地に追い込むことになる。
というのは、何が親切であり、何が適切でないかかという
オペレーティングシステムの考え方の裏をかくことばかりに
かなりの労力を費やさなければならないからである。
--- A.S.Tannenbaum, Modern Operating Systems


不定期更新の日記です。ディスクスペースの関係上、 あまりに古くなったものは順次消していきます。 この日記の更新は、今野さんの *BSD Diary Links から取得することが可能です。

April 2000

Sunday, April 30

from FreeBSD doc-jp

うーん、やっぱり FAQ まわりの screen/literallayout は統一すべき。 というか、こういう定型部分の template が fdp-primer にないというのは問題だと思う。

from fj

ぅわ、/dev/rfd* は FAT 型と関係があるというのがすごい。 デバイスファイルから見たときにそんな加工されてたら mount できないやんけ。 考え方がおかしいのは確かだけど、MS-DOS の知識でも同じで、 結局は特定のファイルをアクセスしようとしたとき、 どのコードがそれを処理して見かけ上バイトストリームに仕立てあげるかって話。

Thursday, April 27

アナログ回路ゼミ

90 分まるまる使わなきゃならんとなると、 ネタ全部出し切った方が良いかな。 一日一章じゃ前期中に終わらないっすよ‥‥。

from FreeBSD-users-jp

そうかー。BIOS update は盲点。 チップを直接いじくってるから関係ないんじゃないかと思ったけど、 試してみよう。‥‥というわけで 1MB をダウンロード。

Tuesday, April 25

研究室ゼミ

とりあえず、ニューラルネットワークのネタで行くことに決める。 単純なバックプロパゲーションの三層パーセプトロンで関数近似を行ない、 回路素子へ応用することを考える。 関数はまず単純なもので学習の収束と点列記憶容量を評価して、 それから非線形関数への適用を試みる。

この方式の利点は、基本回路素子がユニットだけなので、 回路素子定数の変更だけで各種の演算回路を構成できること。 できるだけ部品点数を減らすこと、 高周波で動作できることができる回路構成を目指す。 定番の OPamp は使用しない。

Monday, April 24

一週間終了

やりたいことも、やらなきゃいけないことも あんまり進んでいない‥‥。

Monday, April 17

一種情報処理技術者試験

JR 品川駅から地図を確認。 「桂坂というところを入ると、ちょうど消防署が見えるから…」とか考えて 歩いていったら、そもそも桂坂がどこなのかわからず、 方向だけ合わせて適当に入ってみると、やっと案内発見。

東海大学短期大学部へ到着。 入ってみたら 60 人教室で 15 人くらいしかいないし。 午前問題は 8 割。午後は半分くらいズタボロだった。 データベースと業務計画はやってないのでダメです。 リアルタイムカーネルとかマイコン応用分野の方は簡単。

研究室環境改善計画(2)

とりあえず、patch や make などの基本ツール、kterm などの X client を整備するとこからはじめる必要があるので TransTECH を参考に計画を練る。

ネットワークサービスとサーバソフトウェアは、 SMTP:sendmail, POP3:qpopper, DNS:bind8, NAPT:ip_filter に決定。 SunOS には NAT を実現するツールはないのかな?

Saturday, April 15

研究室環境改善計画(1)

木曜日にぎゃーぎゃーと文句を言ったら、 「管理できる人いないんだよね〜」と言われました。 というわけで、root をもらって作業要員にクラスチェンジ。 とりあえず、動いているとまずい sendmail を停止して、 動かさなきゃならないのは 8.9.3 に ver up して、 あとは現状の確認と改善策を練ることに。

構成は SunOS 4 が二台、SunOS 5.6 と 5.7 が各一台、HP-UX が一台。 NFS がかなり込み入っていて、/var/spool/mail を共有していたりと危険な使い方をしているのでこの対策も必要。 ユーザ情報は NIS で管理済み。 その他に現状で動いているネットワークサービスは smtp/pop3/www-proxy といったところ。

一台をファイアウォールにして、smtp/pop3 を一本化…したいけど、 MX レコードを書いてないようなので ee.noda ドメインの状況を聞く必要がある。 このサービスは重要なので、二重化したい。 また、内部にも named を立てて、ホスト名管理をきちんと行なう。 さらに、NAPT ゲートウェイを置く。これが欲しい人は佐藤だけだろうけど :-)

ネットワークサービスはこれくらい。あとは各ホストの運用設定。 今はログの管理すらきちんとされていない状態。 NFS の設定を見通しの良いものに変えて、 重要なものは syslog で他のホストに集めておく。

んー、あとはユーザの登録用スクリプトと設定用の解説をつくれば OK か。 研究室 100M 化 と合わせて一カ月計画かな?

Wednesday, April 12

研究室環境

研究室のネットワーク接続図とにらめっこ。 内部セグメントはプライベートアドレスで、 外には HTTP proxy 経由のみ。 外に出られるホストは内部と外部セグメントの境界点で、 マルチホームの構成。アドレス変換や forwarding がないので、 IP 的には完全に分離されている模様。 結局、外には HTTP proxy 経由でしか出られないことが判明したので、 やっぱり使いようがありません。

ちょっと聞いたらセキュリティを考えてのことだと言われました。しかし、 マルチホームのホストで区切るというのは、 セキュリティ的にはあまり好ましい構成だとは思えません。 バリアセグメントが存在しないうえ、 そのマルチホームのホストはネットワークサーバとして動いているからです (もちろん、ユーザも存在する)。

‥‥と、気になったので、外から見えるホストをポートスキャン。 セキュリティなんかまるで考慮していない結果が出てくる出てくる。 (多分)使ってもいない SMTP が残っているし、あまつさえ sendmail 8.8.6 なんて昔のもので、 ORBS に登録済みのものもある‥‥。ポート 23 や 79 は空けっぱなし。 ここまでひどいとは思わなかったけど、 少なくともセキュリティなんか全然考慮してないことが判明。 中途半端に考えているのか、軽く見ているのか、 それとも全然わかっていないのか。 DDoS の温床ですよこれは。 すでに誰かがアクセスしたと考えてもおかしくない状態。

Monday, April 10

学校

なんだかんだと毎日学校にくる羽目になっているな‥‥。 Windows2000 は特権の扱いがよくわからんす。 研究室からは http proxy 経由でしか外には出られないのかな? named なし(WINS で解決らしい) && デフォルトゲートウェイが設定されていないので名前解決もできない。 せめて ssh が使えないと、研究室で端末使う利点はほとんどないんですけど‥‥。 教室環境の方がよっぽどましじゃないですか。これじゃ。

from FreeBSD doc-jp

www/en/gallery の改善策が commit される。 日本語版も追随せねば。

Friday, April 7

from FreeBSD doc-jp

www/en/gallery の改善策をポスト。返答待ち。

-doc で Handbook 分割案と hw の XML 化が提案される。 後者はいろいろ応用が効くので試みとしては面白いけど、 翻訳についてどうなるのか見通しはまだ。 あんまり適当に話が進んでしまうとまずいので、 きちんと考える必要がありそう。

Saturday, April 1

April Fool

いや、べつに特別なイベントがあるわけでもないですが。 C Magazine の裏表紙とか、RFC を楽しみに‥‥していたらまずいのかな。

最近の大学生の印象

大学生に限らずですけど、佐藤の世代ってなんか、 俺はこれをやる/やっているぞっていう人がいないんですね。 みんなと同じことを、みんなと同じようにやっている。 佐藤が知らないだけなんでしょうか?

大学あたりになると、 中学や高校ではしっかりしていたマスコミの学生像みたいなものが だんだん多様化してきて、普通がわからなくなってきます。 「大学生は暇で遊んでばかりいます」とか、 そういうのがステレオタイプとしてあるんでしょうか? よくわからないですけど。

佐藤の友人で化学方面に行った人がいますけど、 化学の話で盛り上がったりしますし、 佐藤の専門である電気や情報系の話、数学の話なども良くします。 そういうの好きですって言うと、大抵の人はひきますね(笑)。 娯楽とそういうのは完全に別扱いしないと気が済まないようで。

こういうのは普通ではないのではないかと。 まあ、自分にプライドのない人は面白くともなんともないってことです。 佐藤にそれがあるかどうかはともかく、 普通でない人たちと話している方がよっぽど面白い。 何か語れる人、議論できる人といっしょにいると幸せです。