優雅な生活の設計と実装

The Design and Implementation of the Gracious Days


LAST MODIFIED: 2002/06/29 17:12:26 UTC

新しい秩序の確立は、他の何にも増して難しく、
成功する可能性が低く、危険な事業である。
改革者は旧秩序から利益を得ている
全ての者を敵にまわし、
新秩序から利益を受けるはずの者からは
及び腰の支持しか集められない。
--- Niccolo Machiavelli, The Prince

この種の「保護」は初心者を保護するかも知れないが、
熟練ユーザを窮地に追い込むことになる。
というのは、何が親切であり、何が適切でないかかという
オペレーティングシステムの考え方の裏をかくことばかりに
かなりの労力を費やさなければならないからである。
--- A.S.Tannenbaum, Modern Operating Systems


不定期更新の日記です。ディスクスペースの関係上、 あまりに古くなったものは順次消していきます。 この日記の更新は、今野さんの *BSD Diary Links から取得することが可能です。

June 2002

Sunday, June 30

* so busy

なんかいろいろ忙しい。 一番大きいのは apache と OpenSSH と libc の対応。 build に時間がかかるマシンばっかなので、 影響の大きいとこから優先的につぶすことに。

それに加えて、大学のドメイン名変更と研究室のネットワーク改編がらみでいろいろ作業。 割り込みかかりまくって本業が進まないぞ‥‥。

* N+I BOF

とりあえず行く予定。事前登録って今回は必要なかったのか。

murray@ はあれから音沙汰ないので、多分来ないのだろう。

* OpenBSD 方面

翻訳プロジェクトのメーリングリストが停止中。 MX なホストに到達できない。

cvsup.jp.OpenBSD.org の snapshots を http 経由でとれるようにする。 OpenBSD/sparc 用の構築スクリプトも実験段階ではうまくいった。 まだ i386 も sparc も、アーキテクチャ依存な部分の build (ドキュメントとか) が不十分なので、 もう少し詰めないとダメかな。

* IPv6

今まで IPv6 の実験を freenet6 を使ってやっていたのだけど、 ちょこちょことしたものならともかく、 凝ったことやろうとすると品質が低くて使いにくい。 そこで「JOIN (理科大が使ってるというか主宰している ISP) で実験とかやらんですかね?」と 話をふってみたところ、今のところアドレスは足りなくなってない (理科大は Class B を持っている) し、バックボーンに L2 SW が混ざっているから、 強い理由がないと難しいと思うよ、との回答をもらう。 うーむ、もっともだ。

どっかトンネルしてくれるとこないかしらん。 6to4 を使うという手もあるよなー、とかいろいろ考え中。

感想はこちらまで (内容は匿名のメールで送られます)

コメント:

注: お返事が必要な場合は直接メールください。 ただし、確実にお返事するかどうかはわかりませんのであしからず。

Wednesday, June 26

* relnotes

4.6R のリリースノートをまとめる。 きちんと体制作らないとダメだなぁ。反省。

* ping

どうも大学と ISP の接続点付近で ping をフィルタするようになったらしい。 traceroute はとおる。

incoming はともかく、outgoing の ping までなぜフィルタする必要があるのだろう。 不便なだけだし、 何のアナウンスもなくこういう変更するなと言いたい。

* PPTP

FreeBSD + net/mpd を使って PPTP サーバをたてる。 平文パスワードを書いたファイルが必要になるのがちとイケてないので、 外部の認証を使えるように改造ちう。 SD 2001/09 にも FreeBSD 4.3+user-ppp の記事があるのだけど、 FreeBSD だと MS-CHAP/MPPE が使えないと誤解しそうでちと残念だ。

本当は IPsec を使いたいところなのだけど、 各種バージョンが混在する Windows ユーザ向けサービスとしては PPTP の方が現実的かな。

* sshd

がりがりアップグレード。OpenBSD は src/usr.bin/ssh を cvs co して make install, FreeBSD は security/openssh-portable をインストール、AIX と Solaris2.6/8 は OpenSSH-3.3p1.tar.gz から build.

うーむ。*BSD 以外だと、privsep が動いているかどうか ps からじゃ良く分からん。 SunOS4 のやつはすんなり行かないのでどうしようかな。

もうちょっとうまく立ち回りゃ良いのに >> Theo。 ほんと自分の開発以外は関心ない人だ。

Saturday, June 15

* W3C?

「現在の IPv4 は、1981 年に WWWC によるガイドラインで決められた使用に沿って設計されたプロトコルです。」(p.110) って書いてある。W3C ができたのは 1994 年だぞ。

Friday, June 14

* break

やっとひと息つけるようになった。補完するのが面倒なのでまとめてメモ。

先月末に ISCAS に参加。 アリゾナ州は連日 105F を超えていて暑かったです。 砂漠のどまんなかにあるでかいホテルに泊まってました。 ADSL 接続が少しだけ提供されていたのでそれを使いつつ、 初めて OCN のローミングサービスで現地の ISP にアクセスしてみたところ、 すんなり接続。ホテルからでも一時間 20c 程度。 食事はいまいちな割に高い。

学会終了後にサンフランシスコに 2 日滞在。ユニオンスクエアのすぐ隣の St. Francis に宿泊。近くの Borders という本屋で洋書を買い込む。 レジの兄ちゃんにカードを渡したものの、機械が読みとってくれない。 「現金ないの?」というので、仕方がないので近場の ATM で引き出す。 Fisherman's Wharf 行ったらちゃんと使えるし。なんなのだ一体。

帰る朝に Market St. の近くのマクドナルドに入ったら ものすごくガラが悪くてびっくり。

‥‥アリゾナ州って日本じゃガイドブックが手に入らないですね。 グランドキャニオンあたりまではあるんですが、 それより南になるとないみたい。 まあ、見るところなんてないんですけど :-) サンフランシスコは日本人をよく見かけるものの、 アリゾナはさすがに皆無。英語も少しなまりが入ってました。

さて、遅れ気味の各方面の作業を進めねば。