優雅な生活の設計と実装

The Design and Implementation of the Gracious Days


LAST MODIFIED: 2002/02/03 07:36:05 UTC

新しい秩序の確立は、他の何にも増して難しく、
成功する可能性が低く、危険な事業である。
改革者は旧秩序から利益を得ている
全ての者を敵にまわし、
新秩序から利益を受けるはずの者からは
及び腰の支持しか集められない。
--- Niccolo Machiavelli, The Prince

この種の「保護」は初心者を保護するかも知れないが、
熟練ユーザを窮地に追い込むことになる。
というのは、何が親切であり、何が適切でないかかという
オペレーティングシステムの考え方の裏をかくことばかりに
かなりの労力を費やさなければならないからである。
--- A.S.Tannenbaum, Modern Operating Systems


不定期更新の日記です。ディスクスペースの関係上、 あまりに古くなったものは順次消していきます。 この日記の更新は、今野さんの *BSD Diary Links から取得することが可能です。

February 2002

January 2002

December 2001

November 2001

Sunday, November 25

* BSDcon2002

発表は Warner の後。 英語圏の人間に (もちろん言語絡みで) 文句のある人はプレゼンのネタにさせていただきますのでご一報をば。

感想はこちらまで (内容は匿名のメールで送られます)

コメント:

注: お返事が必要な場合は直接メールください。 ただし、確実にお返事するかどうかはわかりませんのであしからず。

Sunday, November 18

* a sleepy week

平均睡眠時間が 2 hours/day という一週間だった。

* JadeTeX + pLaTeX problem

動かない原因は pTeX のバグ (厳密には仕様) にあることが完全に判明。 方法が分かったので、解決するための実装を入れて作業中。

* 「彼のメールを読むとカチンときてしまう」

ちょっと引用

まあ、引用削らないのはマナーからはずれてると思いますけど、 わたしなら、タイトル変えられたら逆にカチンときますねぇ。

論理展開が岩谷某に似てる気が。あそこまで意味不明じゃないけど。

Friday, November 9

* SunOS4 again

gcc-2.95.3 が stage2 で g++ の build に失敗する症状に悩まされていたのだけど、 stage1 で作成した gcc を使って新しいバージョンの binutils を構築したら何事もなかったかのようにうまくいった。 どうも ld のバグのせいだったらしい。

続いて OpenSSL と OpenSSH のアップグレード。 OpenSSH は regex ライブラリがないよ、と怒られるので pcre を入れる。GNU のものは libc に統合されてるみたいなのでパス。

pcre が strtoul(3) でコケる。 テストルーチンみたいだし、/usr/include/stdlib.h には strtoul がないので、 strtol の戻り値を unsigned long に cast して回避。 ついでに readline も構築 & インストール。 特に問題なさそう。

ちなみに gcc の構築には 30 時間くらいかかったもよう。

* SunBlade100

発注しておいた SunBlade100 x 2 が到着。 梱包を解く元気がないのでとりあえず保留。

* SparcPrinter

‥‥のセットアップ。Solaris2.6 が動いている SS20 に lpvi ドライバと SBUS カードを入れる。 あとは sparc デバイスをサポートした gs を構築するだけ。 誰か *BSD に lpvi ドライバ書いてくれないかしら (とかいう)。

どうせなので cjk-gs を構築してみることに。 6.51 を fetch して patch 適用。build すると gdevpdf.c の unistd.h の include 部分で cpp がエラーを出すのでちと修正。 これ、kr 方面は cjh@ が翻訳やってるのかぁ。

少し時間がかかりそうなので、コンパイルを仕掛けておく。

Tuesday, November 6

* NatureTech Model 777S

今度 Sun の代理店を始めるとかで営業に来た人から UltraSparcIIe が載った laptop NatureTech 777S を見せてもらう。 A4 型 3kg 強で SunBlade100 クラスのスペック。 バッテリは 3 時間弱持つもよう。 まあ、個人ユーザには縁がなさそうだけど、 本当に Sparc でなきゃダメ、という用途はいくつかあるので 販促/PR 用には使えるかも知れない。

Solaris8 が入っていたので ifconfig してみると lo0 しかない。hme0 かと思ったら eri0 というのが載ってるらしく、 ifconfig eri0 plumb して通信できるとこまで確認。 最初、eri0 というのがわからなくて困った。 うーむ。Solaris って明示的に plumb しないと エントリが ifconfig -a に現れないんだっけ?

firmware は OpenBoot4 で、操作はほとんど Sun のマシンと変わらない。Solaris も特殊なものではないそうだ。

Monday, November 5

* IPX and SS20

研究室の最後の砦 (?) SunOS 4.1.3 on IPX のメンテナンス。 受け継いでからほっぽっといたのだけど、 もう一台 SunOS4 が現役で動いているサーバがあって それ用の予備環境を作らなければならない状況になったので、 コンパイラ等を整備。 本当はそんなことやってる余裕はないのだけど。

いくつか GNU のツールを build しようとすると configure で「gcc 壊れているよ」と出る。 /usr/local 以下が中途半端に消されている感じなので cc を使って gcc を再構築することに。 まず gcc-1.42 を取ってきて build, それを踏台に 2.7.2.3 を build. なぜか libg++ がコケるので、2.95.3 の full-build を試す。 IPX 上で build しているので、ここまでで 10 時間くらい。 2.95.3 はさらに時間がかかりそうなので、 build を仕掛けてとりあえず完了待ち。

‥‥と。並行して Solaris2.6 が載っている SS20 のメンテナンス。OpenBSD 入れてクライアントにしようと思っていたのだけど、 SparcPrinter 用のドライバは *BSD にない、ということが分かって断念。 Solaris2.6 までなら lpvi が使えるはずなので、 現状を維持してプリントサーバとして使うことに決定。 せっかくの ROSS マシンなので、 もう一台の IPX に lpiv の SBUS ボードと Solaris2.6 入れて‥‥と、2.6 って IPX に入ったっけ?

Saturday, November 3

* holiday

二日連続の徹夜作業が終って自主休み。

TODO/DONE メモ:

* cvsupd

fetch 回数は一日平均 30-35 程度。いまのところ順調。